豆知識

脳出⾎(脳内出⾎)

こんにちは!世田谷区成城周辺にてご自宅や施設に訪問して鍼灸・マッサージ・リハビリをやっています「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」です。
今回は「脳出⾎(脳内出⾎)」についてのお話をさせていただきます!

脳出⾎とは?

脳出⾎は、脳卒中の1つで、「脳出⾎(脳内出⾎)」と「クモ膜下出⾎」に分けられます。
脳卒中については「→ 脳卒中(脳⾎管障害)」のページ、クモ膜下出⾎については「→ クモ膜下出⾎」のページをご参照ください。
脳出⾎とは、脳の細い⾎管が裂けて(切れて)、脳の中に直接出⾎することです。出⾎した⾎液は固まって、⾎腫(けっしゅ)と呼ばれ、直接脳の細胞を破壊したり、周囲の脳を圧迫したりして、その部分の脳の働きを傷害します。

脳内出⾎の原因

脳内出⾎のもっとも多い原因は、⾼⾎圧や動脈硬化によってもろくなった⾎管が裂けることが最も多いと報告されています。これは「⾼⾎圧性脳出⾎」とよばれ、脳内出⾎の約80%を占めます。
出⾎した場所によって、また出⾎量や⾎腫の⼤きさによって、さまざまな症状が出現します。
症状だけでは脳梗塞と区別がつかないこともあります。

脳出⾎の発症

⽇中の活動時に発症することが多く、突然急激に症状は出現します。
典型的には、突然頭痛や嘔吐が起こり、半⾝⿇痺やしびれを伴っています。
出⾎が次第に増⼤すると、徐々に意識が薄れて、昏睡状態になることもあります。
脳内出⾎はくも膜下出⾎ほど⽣命の危険性は⾼くはありませんが、半⾝⿇痺や⾔語障害などの重度な後遺症が残ることが多いのです。
そのため社会復帰を困難にさせ、⽇常⽣活でも介助が必要とされる場合が多いのが⼤きな問題点です。

出⾎部位

脳内出⾎部位は、⼤脳基底核部という⼤脳深部の細い⾎管からの出⾎が、約80%を占めます。この部位に出⾎すると、出⾎側と反対側の半⾝⿇痺が出現します。その他には、⼩脳や脳幹部にも出⾎が起こります。

脳出⾎を起こしやすい⼈

  • 60歳以上の⼈
  • 男性
  • 脳卒中を患った家族がいる⼈
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 糖尿病
  • 不整脈がある⼈
  • 喫煙者
  • 多量の飲酒をする人
  • 肥満
  • 弁膜症、⼼筋梗塞のある⼈

脳卒中発症時のチェック⽅法と対応

  • 顔:「イー」と⾔ってみる
  • 腕:前ならえをする
  • ⾔葉:簡単な⾔葉を⾔う

脳卒中の予防

脳卒中はほとんどが何らかの病気を持っている⼈がかかります。
原因となる病気の多くは⽣活習慣病なのです。
下記は、⽇本脳卒中協会から出ている、「脳卒中予防⼗か条」です。
これらに注意し、脳卒中を予防していきましょう!

脳卒中予防⼗か条/⽇本脳卒中協会

  1. ⼿始めに ⾼⾎圧から 治しましょう
  2. 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
  3. 不整脈 ⾒つかり次第 すぐ受診
  4. 予防には たばこを⽌める 意志を持て
  5. アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
  6. ⾼すぎる コレステロールも ⾒逃すな
  7. お⾷事の 塩分・脂肪 控えめに
  8. 体⼒に 合った運動 続けよう
  9. 万病の 引き⾦になる 太りすぎ
  10. 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

⽇本脳卒中協会から、簡単な説明と予防についての動画が出ておりますので、こちらもぜひ参考にしてください。

バイタリでの取り組み

◆予防

バイタリではまず予防として、⽇頃体を動かしていない⽅への運動指導を⾏うほか、⽇常から健康を保つような声かけやアドバイスなどを⾏なっております。
上記の通り、脳卒中の原因は⽣活習慣の乱れから起こる様々な問題です。
⽇頃からの取り組みが予防に1番効果的なので、頑張って⼀緒に取り組んでいきましょう!

◆訪問で⾏うこと

脳卒中の⽅に対しての施術は、脳梗塞の⽅でも脳出⾎・クモ膜下出⾎の⽅でも⼤きくは変わりません。脳出⾎の⽅の⽅が⾎圧上昇時のリスクが⾼いので、よりしっかりとした管理が必要となります。

●鍼治療と運動療法により、からだの機能を回復させる

からだの機能を回復させる⽅法は、症状により異なるります。
・疼痛やけいれんなど → 鎮静作⽤により、機能が異常に⾼まっている状態を抑える働きをする。
・痺れ、運動⿇痺など神経系の機能低下→興奮作⽤により働きを活発にする。

拘縮が起こってしまっている⽅には鍼治療やマッサージにより、対象の組織をリラックスさせ少しずつ緩めて動かせるようにしていきます。

動きやすくなった部位に対して運動療法を⾏い、固まってしまった組織を動かしていきます。

反対に動きが鈍くなってしまっている部位に対してはしっかりと運動療法を取り⼊れて刺激を与え、さらに患者さんご⾃⾝でも筋発揮をしていただくエクササイズを取り⼊れ、機能を回復させていきます。

単に鍼やマッサージで筋⾁を緩めるだけではなく、機能回復のためのエクササイズや歩⾏など必要な事を段階的に取り⼊れ、動きの改善を⾏なっていきます!

『脳梗塞』『脳出血の後遺症』『骨折後の後遺症』『パーキンソン病』『脊髄損傷』などで歩行困難・通院困難の方は是非一度「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」の施術をご体験ください!麻痺・神経痛・筋力低下・足のむくみ・認知症等で通院出来ずお困りの方もお気軽にご相談ください!

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