豆知識

クモ膜下出⾎

こんにちは!世田谷区成城周辺にてご自宅や施設に訪問して鍼灸・マッサージ・リハビリをやっています「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」です。
今回は「クモ膜下出⾎」についてのお話をさせていただきます!

クモ膜下出⾎とは?

脳は、外側から順に「硬膜」「くも膜」「軟膜」という3層の膜(髄膜)で覆われている。
クモ膜下出⾎は、この軟膜にある動脈にできたこぶ(動脈瘤(どうみゃくりゅう))が破裂し、クモ膜と軟膜の間にあふれた⾎液が脳全体を圧迫する病気。
脳内の主要な⾎管は、脳とその表⾯にあるくも膜と呼ばれる薄い膜の間を⾛⾏しています。
そのため、その⾎管が裂けて出⾎した場合には、⾎液は脳とくも膜との間のすきま(くも膜下腔といいます)に急激に広がり、くも膜下出⾎と呼ばれます。くも膜下出⾎は、あっという間に脳全体に広がり、脳全体に強いダメージを与えます。⼤出⾎をおこすと、昏睡状態となり、突然死を来すこともあります。

クモ膜下出⾎の原因

クモ膜下出⾎のもっとも多い原因は、脳内の主要⾎管の分岐部などに発⽣したこぶ(脳動脈瘤)が裂けて出⾎することです。これは「破裂脳動脈瘤」とよばれ、クモ膜下出⾎の約85%を占めます。
脳動脈瘤ができる原因は不明ですが、先天的なものに⾼⾎圧や動脈硬化などが加わって発⽣すると考えられています。

クモ膜下出⾎の発症・症状

くも膜下出⾎を来す危険因⼦としては、喫煙習慣、⾼⾎圧、過度の飲酒(1週間に150g以上の飲酒)が報告されています。
症状はほとんどが突然の激しい頭痛で、「バットで殴られたような」「今までに経験したことのないような」などと表現されます。
運動⿇痺や⾔語障害などが合併するとは限らず、この点が、他の脳卒中(脳内出⾎、脳梗塞)に⿇痺を伴うことが多いことと⽐べると対照的です。

クモ膜下出⾎は緊急に治療が必要

クモ膜下出⾎は発症すると、半数近い⽅が死亡、助かっても重⼤な後遺症が残る⽅が約30%、社会復帰できる⽅が約30%とされています。
特に重症な場合は、病院へ運ばれる前に亡くなってしまいます。はじめの出⾎量によってその後の経過が決まります。
⼀旦裂けて出⾎した脳動脈瘤は再び出⾎しやすく、2度⽬の出⾎によって死亡したり、重い後遺症が残る可能性は⾼くなります。
そこで2度⽬の出⾎がおこる前に、早急に再出⾎を予防する治療が必要です。
1度出⾎した脳動脈瘤が再出⾎する頻度が⼀番⾼いのは、はじめの24時間で3-4%です。その後14⽇程度は様⼦を⾒て、⽣命維持に努めます。リハビリはその後開始するケースが多くなります。

クモ膜下出血を起こしやすい⼈

  • 60歳以上の⼈
  • 男性
  • 脳卒中を患った家族がいる⼈
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 糖尿病
  • 不整脈がある⼈
  • 喫煙者
  • 多量の飲酒をする人
  • 肥満
  • 弁膜症、⼼筋梗塞のある⼈

脳卒中発症時のチェック⽅法と対応

  • 顔:「イー」と⾔ってみる
  • 腕:前ならえをする
  • ⾔葉:簡単な⾔葉を⾔う
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脳卒中の予防

脳卒中はほとんどが何らかの病気を持っている⼈がかかります。
原因となる病気の多くは⽣活習慣病なのです。
下記は、⽇本脳卒中協会から出ている、「脳卒中予防⼗か条」です。
これらに注意し、脳卒中を予防していきましょう!

脳卒中予防⼗か条/⽇本脳卒中協会

  1. ⼿始めに ⾼⾎圧から 治しましょう
  2. 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
  3. 不整脈 ⾒つかり次第 すぐ受診
  4. 予防には たばこを⽌める 意志を持て
  5. アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
  6. ⾼すぎる コレステロールも ⾒逃すな
  7. お⾷事の 塩分・脂肪 控えめに
  8. 体⼒に 合った運動 続けよう
  9. 万病の 引き⾦になる 太りすぎ
  10. 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

⽇本脳卒中協会から、簡単な説明と予防についての動画が出ておりますので、こちらもぜひ参考にしてください。

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バイタリでの取り組み

◆予防

バイタリではまず予防として、⽇頃体を動かしていない⽅への運動指導を⾏うほか、⽇常から健康を保つような声かけやアドバイスなどを⾏なっております。
上記の通り、脳卒中の原因は⽣活習慣の乱れから起こる様々な問題です。
⽇頃からの取り組みが予防に1番効果的なので、頑張って⼀緒に取り組んでいきましょう!

◆訪問で⾏うこと

脳卒中の⽅に対しての施術は、脳梗塞の⽅でも脳出⾎・クモ膜下出⾎の⽅でも⼤きくは変わりません。脳出⾎の⽅の⽅が⾎圧上昇時のリスクが⾼いので、よりしっかりとした管理が必要となります。

●鍼治療と運動療法により、からだの機能を回復させる

からだの機能を回復させる⽅法は、症状により異なるります。
・疼痛やけいれんなど → 鎮静作⽤により、機能が異常に⾼まっている状態を抑える働きをする。
・痺れ、運動⿇痺など神経系の機能低下→興奮作⽤により働きを活発にする。

拘縮が起こってしまっている⽅には鍼治療やマッサージにより、対象の組織をリラックスさせ少しずつ緩めて動かせるようにしていきます。

動きやすくなった部位に対して運動療法を⾏い、固まってしまった組織を動かしていきます。

反対に動きが鈍くなってしまっている部位に対してはしっかりと運動療法を取り⼊れて刺激を与え、さらに患者さんご⾃⾝でも筋発揮をしていただくエクササイズを取り⼊れ、機能を回復させていきます。

単に鍼やマッサージで筋⾁を緩めるだけではなく、機能回復のためのエクササイズや歩⾏など必要な事を段階的に取り⼊れ、動きの改善を⾏なっていきます!

『脳梗塞』『脳出血の後遺症』『骨折後の後遺症』『パーキンソン病』『脊髄損傷』などで歩行困難・通院困難の方は是非一度「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」の施術をご体験ください!麻痺・神経痛・筋力低下・足のむくみ・認知症等で通院出来ずお困りの方もお気軽にご相談ください!

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