豆知識

痺れ(しびれ)

こんにちは!世田谷区成城周辺にてご自宅や施設に訪問して鍼灸・マッサージ・リハビリをやっています「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」です。
今回は「痺れ(しびれ)」についてのお話をさせていただきます!

◆痺れ(しびれ)とは?

しびれは感覚の障害が生じたときに起こる症状で、「ジンジン」「ピリピリ」といった異常感覚や、「厚ぼっい感じ」「触った感じがにぶい」などの症状です。
上記の感覚障害と同時に、運動の麻痺や筋力の低下を伴うこともしばしば見られます。

◆しびれの原因

しびれの原因は大きく分けて、脳・脊髄の中枢神経によるしびれと、末梢(まっしょう)神経によるしびれです。
高齢者の場合は若年者と異なり、年齢を重ねたことによる原因も多く見られます。

◆脳の病変によるしびれ

最も典型的なものは、左右いずれかの半身(顔面、手、足、体幹)に限局したしびれです。
これは大脳半球が体の半分の知覚機能を司っているために生じます。
1度に半身全体ではなく、片側の顔半分などのしびれが小さな脳病変で生ずることもあります。
脳病変の部位により、しびれが生じる部位も変わります。

◆脊髄の病変によるしびれ

脊髄は脳より続き、首から下のすべての神経の出入り口となる神経の束で、背骨の中にあります。
背骨のひどい変形、椎間板ヘルニア、腫瘍性病変などでの圧迫などで、脊髄が原因のしびれが生ずることがあります。
脊髄障害ではしばしば、障害が生じた場所より足側に左右両側にしびれが生じ、運動の障害を伴う事も多く見られます。
頚椎(首の骨)の変形では、脊髄の障害が直接出現しない場合でも、そこから上肢への末梢神経の根元の圧迫により、手のしびれが出現する事がしばしば見られます。
同様に腰椎(腰の骨)の変形で足のしびれが出る事もあります。

◆末梢神経の病変によるしびれ

末梢神経とは、脊髄から分かれた全身に張り巡らされた神経全てのことです。
末梢神経の病気は、背骨の変形による神経の根元での圧迫、糖尿病など全身の代謝性の病気、炎症性の病気、動脈硬化などによる足の血流障害、手足の中での神経圧迫などで生じます。
全身の病気や末梢神経そのものの炎症による末梢神経障害では、典型的には両手足の先のしびれが生じます。
神経の障害が起こった位置により、しびれの出る位置も変わります。
例えば、手をよく使う方の親指から中指にかけてのしびれは手首での神経圧迫により生ずるもので、手根管症候群といわれる比較的多い末梢神経障害の一つです

◆ケア・予防

しびれの原因となる他の病気がある場合、まずはそちらの治療を行います。
しびれの程度が軽度であれば、病院では痛み止めや神経を修復する効果のあるビタミン剤が処方され経過をみます。
場合によっては原因となる神経のブロック注射や血流を改善させるための温熱療法を行います。
骨が強く神経を圧迫し、内服薬などで改善しない時には手術を勧めることもあります。
神経の周囲の骨や筋肉が神経を圧迫している場合は、病状により固定をしたり、筋肉の緊張を取り除くためにマッサージやストレッチを行います。

◆バイタリとして行うこと

バイタリでは、医師の診断結果を元に、しびれの出ている位置に合わせて施術部位を評価し、マッサージや鍼治療、ストレッチなどで症状の改善・緩和を目指します。
また、関節の動きが固まってしまうことで周囲の筋肉も凝り固まり、筋肉の圧迫によりしびれが生じることもあります。
そのような状態に対応するためにも、関節をしっかりと動かしていく可動域訓練や、運動療法などにも力を入れて取り組んでおります。

『脳梗塞』『脳出血の後遺症』『骨折後の後遺症』『パーキンソン病』『脊髄損傷』などで歩行困難・通院困難の方は是非一度「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」の施術をご体験ください!麻痺・神経痛・筋力低下・足のむくみ・認知症等で通院出来ずお困りの方もお気軽にご相談ください!

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