豆知識

高血圧

こんにちは!世田谷区成城周辺にてご自宅や施設に訪問して鍼灸・マッサージ・リハビリをやっています「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」です。
今回は「高血圧」についてのお話をさせていただきます!

◆血圧とは?

私たちの体に流れている血液は、生きていく上で欠かせない酸素や栄養素を全身に届ける役割があります。心臓がポンプのように収縮と弛緩を繰り返し、血管に圧力をかけることで、動脈を介して全身の組織に規則正しく血液を届けています。

血圧とは、心臓から送り出された血流が血管の内壁を押す力(圧力)を指します。血圧を決定する主な要因として、心臓が1回の拍動で全身に送り出す血液量(心拍出量)や血管のしなやかさ(弾力性)のほか、血液が血管に流れ込む際の末梢血管の抵抗力(血管抵抗)、血液の粘度などが挙げられます。

また、腎臓や神経などの働きも血圧の調節に関係しています。腎臓の働きが悪くなると、血圧をうまく調整することができず、高血圧になる場合があります。
食塩の摂取量も血圧に大きく影響します。

血圧は常に一定ではありません。血圧を測定する時間帯や季節によって異なりますし、起床や食事、運動などの日常生活、精神的ストレスや測定時の室温など、さまざまな原因により変動するものです。

たとえば、運動すると一時的に血圧が上昇することがありますが、運動後、安静にすることで自然に下がります。これは、正常な血圧の変化です。体を動かしたり、緊張したりして、一時的に血圧が上昇したとしても、普段の血圧が正常であれば問題ありません。高血圧とは、安静にしていても血圧の高い状態が長く続いた状態をいいます。

正確な血圧を把握するためには、決まった時間に同じ姿勢をとり、リラックスした状態で測ることが大切です。

診察室血圧:病院・クリニックなどで測る血圧
家庭血圧:自宅で自分で測る血圧

◆高血圧になる原因は?

高血圧症の原因には、遺伝的なものと、生活習慣などの環境的なものがあります。また、血圧の高い状態が続くと、動脈硬化が進んで血管が厚く硬くなり、内径が狭くなって血液が流れにくくなるため、それに負けずに血液を流そうとして、いよいよ血圧が高くなります。この悪循環も、高血圧症の原因と言えます。

  • 過剰な塩分摂取
  • カリウムを多く含む野菜や果物の摂取不足
  • 肥満
  • 過剰飲酒
  • 精神的ストレス
  • 運動不足
  • 喫煙
  • 遺伝
  • 血圧上昇の原因となる病気
  • 血圧上昇の原因となる薬の服用
    など

◆血圧が高くなると様々な病気の原因となります!

血圧が高くなると、動脈と呼ばれる、酸素を多く含んだ血液が通る血管に負担がかかります。その結果、次のような合併症が引き起こされやすくなります。

  • 高血圧性心肥大
  • 心不全
  • 脳出血、脳梗塞などの脳血管障害
  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 眼底網膜病変
  • 高血圧性腎障害
  • 腎不全
  • 閉塞性動脈硬化症
    など

◆降圧薬服用での注意点!

降圧薬の服用は、医師の指示に従い規則正しく服用し、気になる症状があれば医師に報告しましょう。
主な副作用として、めまいやふらつきがあります。これは、血圧が急激に低下することで脳に十分に血液が行き渡らなくなることで生じます。
立ち上がるときにめまいやふらつきが現れやすいため、特に注意が必要です。
「ゆっくりと立ち上がる」「何かにつかまるようにする」ことで転倒を防ぎましょう。他に動悸、頭痛、むくみ、便秘などが起こることもあります。

服用するときは、下記の内容を忘れないようにしましょう

<① 飲み忘れた時に適切に対応する>

飲み忘れたときの対応方法を間違えると薬の過剰摂取になる恐れがあります。対応方法は、医師や薬剤師に確認しましょう。

<② 自己判断でやめない>

高血圧の薬は高くなった血圧を一時的に下げるためのものです。服用をやめると半年程度で血圧が元に戻る恐れがあります。

<③ 規則正しい生活を続ける>

高血圧の原因が何らかの病気ではない場合は、食事や運動・睡眠などの生活習慣を見直したりすることで、減薬できる可能性があります。

<④ 他の薬を飲むときは必ず報告する>

全ての薬には飲み合わせの善し悪しがあります。別の病気の薬を服用しているときに高血圧の治療を受ける際は、服用している薬の名称を医師に伝えましょう。

<⑤ 柑橘類を同じタイミングで食べない>

降圧薬の中には、特定の柑橘類と一緒に摂取することで、血圧を下げる作用が強く現れる可能性があります。一緒に摂取しても大丈夫か気になるものがある場合は、医師や薬剤師に確認しましょう。

◆バイタリでの取り組み

運動療法

高血圧の原因のひとつである日々の運動不足対策として、訪問施術の際、改善するための適切な運動療法を実施します。また、普段の生活で行える運動のアドバイスをします。

効果的なツボ

ツボへの鍼刺激(刺さない鍼もあります)を定期的に続けることで改善を促します。普段ご自身でも行えるように、効果的なツボの場所・刺激方法をお教えします。

一緒に体質改善を行い、高血圧予防・改善を目指しましょう。

『脳梗塞』『脳出血の後遺症』『骨折後の後遺症』『パーキンソン病』『脊髄損傷』などで歩行困難・通院困難の方は是非一度「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」の施術をご体験ください!麻痺・神経痛・筋力低下・足のむくみ・認知症等で通院出来ずお困りの方もお気軽にご相談ください!

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