豆知識

廃用症候群

こんにちは!世田谷区成城周辺にてご自宅や施設に訪問して鍼灸・マッサージ・リハビリをやっています「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」です。
今回は「廃用症候群」についてのお話をさせていただきます!

廃用症候群とは?

腎臓が十分に役割を果たせなくなった状態が腎不全です。
「生活不活発病」とも呼ばれ、病気やケガなどで身体を動かせない状態が続き、長期間の安静状態や運動量の減少によって身体機能が衰え、心身の様々な機能が低下してしまうこと。体を動かすことは、筋肉や関節を動かすだけでなく、たくさんの臓器の働きにも関わっているため、体を動かさない状態が長く続くと、身体能力が低下するだけではなく、内臓の機能も低下してしまう。

廃用症候群の主な症状

  • 筋萎縮
    筋肉がやせおとろえる。
  • 関節拘縮
    関節の動きが悪くなる。
  • 骨萎縮
    骨がもろくなる。
  • 心機能低下
    心拍出量が低下する。
  • 起立性低血圧
    急に立ち上がるとふらつく。
  • 誤嚥性肺炎
    唾液や食べ物が誤って肺に入り起きる肺炎。
  • 血栓塞栓症
    血管に血のかたまりがつまる。
  • うつ状態
    精神的に落ち込む。
  • せん妄
    軽度の意識混濁のうえに目には見えないものが見えたり、混乱した言葉づかいや行動を行う。
  • 見当識障害
    今はいつなのか、場所がどこなのかわからない。
  • 圧迫性末梢神経障害
    寝ていることにより神経が圧迫され、麻痺がおきる。
  • 逆流性食道炎
    胃から内容物が食道に逆流し、炎症がおきる。
  • 尿路結石・尿路感染症
    腎臓、尿管、膀胱に石ができる、細菌による感染がおきる。
  • 褥瘡(じょくそう)
    床ずれといわれる皮膚のきず廃用症候群の要因。

◆廃用症候群の原因

廃用症候群の原因には、活動量の低下が挙げられる。例えば、ケガや病気、加齢で寝たきり状態になると筋活動量が低下する。
廃用症候群の症状が出ることで、さらに活動量は下がり状態が悪化するという悪循環が発生する。
周囲の環境も重要で、介護力不足による外出などの活動機会の減少や、過剰な介護により本人ができることまで介護者が行なうのは、意欲減退のきっかけになる。

◆廃用症候群の予防

【①身体を動かす機会を作る】

身体を動かすことは活動量低下に加えて、筋力低下の防止、意欲の向上にもつながる。被介護者ができることは自分でやるのが大切。「買い物へ行く」「トイレまでは自分で歩く」など、生活の中で無理なく継続できるようにそれぞれのレベルに合わせて行うのがポイント。
『予防に効果的な行動例』

  • 近くへ買い物に行く。
  • 車いすではなく手すりを持って歩く。
  • 自分で家事をする。
  • 寝るよりも座る時間を多くする。
  • 寝たまま軽く足を動かしてみる。

【②バランスの良い食事を摂る】

体力低下や筋力低下の観点からも、バランスの良い食事を摂ることが重要。
食事が摂れなくなり体力が下がると、意欲や活動量も低下して廃用症候群のきっかけになる本人が食事を摂りやすい状況を整えることが大切。
『食事を摂りやすい環境作りのポイント』

  • 口腔内を清潔に保つ。
  • 入れ歯が合っているか確認する。
  • 歯がなければ入れ歯を作る。
  • 食べにくいものは刻む・トロミをつける。
  • 気が散らないように食事中はテレビを消す。

【③気分転換を行う】

活動量には精神面も大きく関わっているため、気分転換も廃用症候群の予防に有効。老人性うつや周囲への無関心などの状態に陥ってしまうと活動量を下げる要因になる。散歩、音楽を聴く、デイサービスへの参加など、気分転換を行うことで活動性が上がり、廃用症候群の予防につながる。介護者の方は本人が適度に気分転換できるように心がける。


バイタリで行うこと

【訪問で行うこと】

バイタリではマッサージで筋肉を緩めるだけでなく、ストレッチや運動療法などにより体を動かし、身体が不活発にならないようにしていきます。上記の通り、廃用症候群の原因は不活動から起こる様々な問題です。特に下肢の衰えは歩行が億劫になったり、出かけるのを躊躇ったりしてしまうことにつながります。日頃からの運動が予防にも一番効果的なので、日々頑張って一緒に取り組んでいきましょう!

『脳梗塞』『脳出血の後遺症』『骨折後の後遺症』『パーキンソン病』『脊髄損傷』などで歩行困難・通院困難の方は是非一度「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」の施術をご体験ください!麻痺・神経痛・筋力低下・足のむくみ・認知症等で通院出来ずお困りの方もお気軽にご相談ください!

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