豆知識

帯状疱疹

こんにちは!世田谷区成城周辺にてご自宅や施設に訪問して鍼灸・マッサージ・リハビリをやっています「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」です。
今回は「帯状疱疹」についてのお話をさせていただきます!

帯状疱疹とは?

帯状疱疹とは、水ぼうそう(水痘)と同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」によって引き起こされる皮膚疾患です。多くの場合、子どもの頃に水ぼうそうにかかり、発症して1週間程度で治ります。

治癒後もウイルスは体内の神経節に潜伏していますが、健康で免疫力が強い間は活動が抑えられています。加齢・過労・病気などによってウイルスに対する免疫力が低下したときに再発することがあります。再発すると、神経を伝わって皮膚に到達し痛みを伴う赤い発疹を生じます。

帯状疱疹になる原因は?

水痘・帯状疱疹ウイルスが原因なので、このウイルスの保有者であれば誰でも帯状疱疹になる可能性があります。水痘・帯状疱疹ウイルスは水ぼうそうを引き起こすウイルスで、日本人の多くは子供のころに罹患しているため、ほとんどの方がこのウイルスを保有しています。

治癒後も生涯にわたって神経細胞に残り潜伏していて、加齢・疲労・病気などで免疫力が低下することで、ウイルスが再び目を覚まし「帯状疱疹」を発症します。

50 歳以上になると発症率が急増し、特に高齢者になると免疫力が低下しているため、ウイルスが活性化しやすく痛みや皮疹の程度が強く、重症化となることもあります。

◆主な症状は?

【初期】

赤い発疹がでる前に、数日~10 日間ほど神経痛のような痛み(程度はさまざまでチクチク、ビリビリなど)や違和感、かゆみなどが神経に沿って起こります。

【発疹出現】

発疹は、皮膚の痛みや違和感、かゆみなどが起こった場所に現れます。最初はわずかな盛り上がりや丘疹と呼ばれる小さなぶつぶつです。多くは上半身に現れますが、顔面や手足にみられることもあります。

【水ぶくれとなり治っていく】

発疹は、その後小さな水ぶくれに変化していきます。血液を含んだ黒ずんだ色になることや膿がたまることもあります。水ぶくれや膿は 1 週間ほどで破れ、その後かさぶたとなりますが、色素沈着や傷跡が残る場合もあります。高齢者の場合、免疫力が低下しているため重症化しやすくなります。そのため、合併症のリスクが高まります。

合併症のひとつに「帯状疱疹後神経痛(PHN)」があります。
皮膚症状がおさまった後も痛みが継続するもので、帯状疱疹発症後3~6ヵ月以上、場合によっては年単位で痛みが持続します。

その他の合併症として

  • 角膜炎
  • 結膜炎
  • 顔面神経麻痺 ・難聴
  • 脳炎
  • 筋委縮
  • 脊髄炎
  • ぶどう膜炎
  • めまい
  • 運動麻痺
  • 膀胱、直腸障害 ・肺炎
  • 肝炎

などがあります。

◆帯状疱疹の予防法

【免疫力を低下させない】

  • 栄養バランスを考えた食事で、十分な栄養をとる
  • 睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を送る
  • 疲れを感じたら必ず休息をとる
  • 散歩など体温が少し上がる程度の運動をする
  • ストレスをためないように、ご自身にあったストレス解消法を行う

【ワクチンで予防】

50歳以上であれば帯状疱疹予防ワクチンを接種することができます。発症率を抑制、発症した場合に重症化しにくくなることが期待できます。
持病やご使用のお薬でワクチン接種ができないことがあります。可能かどうかはかかりつけ医にご確認してください。

【他人にうつさないようにする】

水疱の中には水痘・帯状疱疹ウイルスが存在するので、水ぼうそうにかかったことがない人には感染する可能性があります。
水疱が治るまでは、水ぼうそうにかかったことがない子供などと接触しないようにしましょう。

バイタリでの取り組み

【患者様の状態に合わせた鍼治療】

体質を見極め、体力回復・免疫力向上・ストレス軽減を目指し患者様に合わせた鍼治療を行います。

【運動能力の改善】

帯状疱疹を発症したことにより、運動麻痺・筋委縮などで運動能力が低下し日常生活に影響が出た場合、少しでもご本人、ご家族の負担が減らせるように、お体の状態に適したリハビリに取り組んでいきます。
一緒に体質改善を行い、帯状疱疹からの回復を目指しましょう。

『脳梗塞』『脳出血の後遺症』『骨折後の後遺症』『パーキンソン病』『脊髄損傷』などで歩行困難・通院困難の方は是非一度「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」の施術をご体験ください!麻痺・神経痛・筋力低下・足のむくみ・認知症等で通院出来ずお困りの方もお気軽にご相談ください!

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