
こんにちは!世田谷区成城周辺にてご自宅や施設に訪問して鍼灸・マッサージ・リハビリをやっています「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」です。
今回は「リウマチ性関節炎」についてのお話をさせていただきます!
■リウマチ性関節炎とは?
リウマチ性関節炎(関節リウマチ)は、主に関節に炎症が起こる慢性的な自己免疫疾患です。私たちの体には、本来ウイルスや細菌など外敵を攻撃して守る免疫機能がありますが、この病気ではその免疫機能が誤作動し、自分自身の関節や組織を攻撃してしまうのです。

特に手指・手首・足の指などの関節に症状が出やすく、左右対称に腫れや痛みが起こることが特徴です。炎症が続くと、関節内の軟骨や骨が破壊され、変形し、物をつかんだり、歩いたりといった日常動作に支障が出てしまうことがあります。
この病気は早い段階で発見し、継続的な治療と生活管理を行うことで、進行を抑え、痛みの少ない生活を送ることが可能です。30〜60代の女性に多く見られ、男性の約4倍といわれています。
特に閉経前後は女性ホルモンの変動によって免疫のバランスが崩れやすく、発症リスクが高まる傾向があります。
■主な症状は?
<1. 初期のサイン>
- 朝起きたときに指や手の関節がこわばって動かしにくい(朝のこわばり)
- 手足の関節が腫れて痛むターンオーバーの低下
- 左右対称に同じ関節が痛むことが多い
- 疲労感、微熱、体重減少といった全身の症状が出ることもある
<2. 関節の変形の代表例>
病気が進行すると、関節内部の軟骨や骨が破壊されて、関節が変形してしまうことがあります。代表的な変形の例を紹介します。
- スワンネック変形(白鳥の首変形)

指の第一関節が曲がり、第二関節が反り返ってしまう状態です。まるで白鳥の首のような形になることからこう呼ばれます。ボタンをとめる、字を書くのが困難になります。
- ボタン穴変形

指の第二関節が曲がり、第一関節が反り返る状態。手袋を指に通すのが難しくなり、物をつかみにくくなります。
- 尺側偏位

手の指が全体的に小指側(尺側)へ流れていくように曲がる状態です。ペンを持つ、箸を使う動作が非常に難しくなります。
- 外反母趾や足指の変形

足の関節にも炎症が広がると、歩行時の痛みや、靴が合わなくなるなどの問題が生じます。
このような変形が進行すると、日常動作に支障をきたし、生活の質(QOL)が著しく低下するため、早期に治療を開始し、関節の破壊を食い止めることがとても重要です。
<3. 日常生活での注意点と工夫>
(1)関節を守る工夫
- 手首をひねる、指に力を入れるなどの動作は避ける
- 調理器具や日用品は、軽くて持ちやすいものに替える
- 杖やカートの活用で歩行時の負担を軽減
(2) 住環境の見直し
- 手すりの設置、ドアノブをレバー式にする
- 寝起きが楽なベッドの導入
- 浴室や階段には滑り止め対策を
(3)食事や栄養
- 青魚(EPA)、ナッツ、オリーブオイルなど、炎症を抑える食材を積極的に摂る
- ビタミンDやカルシウムを補って骨を強く保つ
- インスタント食品や砂糖の多い飲料は控えめに
<4. 家庭でできる簡単なリハビリ>
関節を動かさないでいると、かえって可動域が狭くなります。痛みのない範囲で、毎日少しずつ体を動かす習慣が大切です。入浴後など体が温まっているときがベストです。無理は禁物です。
(1) 手の体操
- 手を開いたり閉じたり(5秒ずつ×10回)
- 机に手を置いて、指を1本ずつ持ち上げる
(2) 足や膝の運動
- 座ったままで膝を曲げ伸ばし(片足ずつゆっくり)
- 足首を大きく円を描くように回す
バイタリでの取り組み
当院では「リウマチによる痛みやこわばりの緩和を目指す頭皮鍼治療」を取り入れた施術を行い、血行促進と関節の動かしやすさをサポートしています。
鍼治療に加え、無理のないリハビリやトレーニングを組み合わせることで、関節や筋肉が自然に動かしやすくなり、全身の血流が活性化されることで、リウマチ特有の朝のこわばりや痛みの緩和が期待できます。
関節機能の改善を通じて血行を促進し、リウマチによる痛みやこわばりの緩和、そして日常生活の動きやすさ向上をサポートしています!

『脳梗塞』『脳出血の後遺症』『骨折後の後遺症』『パーキンソン病』『脊髄損傷』などで歩行困難・通院困難の方は是非一度「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」の施術をご体験ください!麻痺・神経痛・筋力低下・足のむくみ・認知症等で通院出来ずお困りの方もお気軽にご相談ください!