リハビリについて
「リハビリ」
リハビリとは「病気や怪我により低下した能力や機能を、可能な限り元の状態に戻すための機能訓練」の事を指します。大きく分けると、
- 歩いたり階段を登ったりなど全身を動かすことをメインに行う理学療法
- 物を掴んだりご飯を食べたりなど手を動かす訓練をメインとする作業療法
- 声を出したり水を飲み込んだりなど、喉に関することや脳全体の訓練などをメインとする言語聴覚療法があります
リハビリ中で我々は理学療法の分野を得意とし、その中でも運動療法に力を入れて取り組んでおります。
リハビリの効果
「QOLの向上」
ご自宅にずっといると運動機会が減り、身体機能が著しく低下してしまうケースが非常に多いです。
特に家でずっと座っているだけだと、どんどん姿勢も悪くなって歩行し辛くなり、より身体活動が低下するという悪循環に陥ります。
きちんと身体の機能を回復するための訓練や指導を行い、生活の改善を図ることが出来ます。そこで重要となるのが、次にあげる運動療法です。
運動療法について
「運動療法」
運動療法とは理学療法の中で行う一つで、ストレッチやエクササイズ、歩行訓練など、実際に身体を動かす訓練を指します。
まずは私どもが患者様の身体を他動的に動かし、関節の動きなどを整えます。
その後患者様ご自身でも身体を動かしていただき、全身の機能や筋力が衰えないようにしっかりと関節や筋肉を動かします。
運動療法の効果
「筋力の維持・向上」
しっかりとご自分の力で体を動かすことにより、筋力の維持・向上へと繋がります。
特に「歩行」訓練をきちんとすることにより「フレイル」や「ロコモティブシンドローム」、「サルコペニア」などの予防へと繋げる効果が期待できます。
これらの詳しい説明はリンク先に掲載しております。
「メンタルヘルスの改善」
一般的に、運動によりストレスの軽減につながり、不安を感じにくくなるなどの効果が実証されていますが、高齢者にも大きく当てはまります。
少しでも体を動かすことで気分が向上して前向きになり、活動レベルが上がることが期待されます。
リハビリ・運動療法の施術例
施術例①
歩行がおぼつかなくなり買い物に行けなくなってしまったKさん
徐々に筋力が衰え、1人で買い物に行けなくなってしまったKさん。
家の中で全然動かなくなってしまっていましたが、運動療法をする事で気持ちも前向きになり、また買い物に行きたいと意欲的になりました。
施術例②
頚椎損傷による全身不全麻痺で動けなくなってしまったMさん
階段での転倒により頚椎を損傷し、全身の不全麻痺で寝たきりになってしまったMさん。
最初は自分の意思で全く体を動かせませんでしたが、リハビリと運動療法により、少しずつではありますが自分の手足を動かせるようになってきました