硬くなった筋肉をほぐすことで血液やリンパの循環や代謝を促進させてむくみや床ずれの改善と予防、痛みの緩和が期待できます。

はり療法について

「はり療法」

問題がある患部やツボに鍼による刺激を与え、滞っている気を全身に流すことにより、人が本来持つ自然治癒力や免疫力を高め、病気の治癒や予防をめざします。また慢性的な五十肩・腰痛・膝痛や神経痛や神経麻痺、関節リウマチや内臓の不調などにも有効とされ自律神経失調症による疲労感・睡眠障害・冷え・イライラ・無気力・食欲不振・頻尿などの不定愁訴にも効果的です。

使用する鍼は種類も豊富で、初めて鍼治療を受けられる方が多い当院では、安心して鍼治療を受けて頂く為に様々な形の鍼をご用意しております。 また身体に刺ささない皮膚に優しい刺激を与える「刺さない鍼」も使い症状にあわせた施術も行っております。

「身体に刺す鍼」

  • 髪の毛ほどの細さ(直径0.12mm~0.20mm)なので、安心してご利用いただけます。
  • 1本ずつ滅菌処理された使い捨ての鍼を使用。衛生面に関しても安心です。

「身体に刺さず皮膚刺激のみの鍼」

てい鍼 先端でツボを押したり、皮膚を擦ったりなどして治療します。
ローラー鍼 ギザギザのローラー部分を患部の皮膚に転がし治療します。

身体の中に刺さず、全身の皮膚やツボに優しい刺激を与え、血行促進効果・消炎鎮痛作用・自律神経を整えるなどの効果が期待できます。

きゅう療法について

「きゅう療法」

ヨモギなどを素材にして作る艾(もぐさ)というものを皮膚の上に置き、火をつけることで熱を用いてツボを刺激します。

温熱刺激により身体を温めることで血のめぐりを良くし、自己治癒能力・免疫力を向上、冷えの解消や筋緊張・痛みの緩和などの効果が期待出来ます。

自律神経を整え心身共にリラックス出来る為、精神の乱れを良くする効果もあります。

「間接灸(かんせつきゅう)」

もぐさを皮膚に直接のせるのではなく、もぐさと皮膚の間に他の物を挟むことで、間接的に(きゅう)を行う方法です。もぐさを肌に直接置かない温灸を使用することにより、火傷の心配はなく、ほどよい温熱でツボを刺激し、心地良い温かさが感じられます。

はりきゅう療法の効果

「筋緊張の緩和」

鍼刺激によって筋肉にある筋肉の張りなどを感知するセンサーが刺激され、筋緊張が低下します。

「血流改善」

お灸は「温める」だけではなく、皮膚上への熱刺激が皮下の筋肉や血管、リンパに影響を与え、血流の改善へと繋がります。

「自律神経の調整力を高める」

灸療法は内臓や脊髄などの中枢神経の機能低下を改善し、交感神経と副交感神経のバランスを整えて体全体の血流の改善する働きがあります。

特にリラックス効果のある副交感神経の機能を高めてくれる働きがあるので、睡眠改善やメンタルケアにも有効です。

「鍼灸療法の施術例」

施術例①

坐骨神経痛で歩行がおぼつかなくなっていたYさん

亡くなられた旦那さんの法事が2週間後にあるのに、坐骨神経の痛みで車いすの移動も長時間座っている事もこのままでは出来そうに無いと大変困っておりました。

鍼治療を続けた結果、坐骨神経痛は良くなり、車いすでの移動が可能になり、長時間の座りっぱなしも問題なく旦那さんの法事に参加する事が出来ました。

治療開始前は法事に行く事を諦めていたようだったので、とても喜ばれておりました。