
こんにちは!世田谷区成城周辺にてご自宅や施設に訪問して鍼灸・マッサージ・リハビリをやっています「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」です。
今回は「介護に役立つクッション活用術ケア」についてのお話をさせていただきます!
介護の現場では、身体の負担を減らし、快適に過ごすための道具がたくさんあります。その中でも特に重要なのが「クッション」です。クッションは、長時間同じ姿勢でいることが多い方や寝たきりの方にとって、圧力を分散したり、体のサポートをするために非常に重要なアイテムです。介護におけるクッションの役割、種類、使用方法についてご紹介します。
■介護用クッションの種類と特徴
介護用クッションは、使用する目的や状況に応じてさまざまな種類があります。代表的なクッションのタイプとそれぞれの特徴を解説します。
- 体圧分散クッション
長時間同じ姿勢で座ったり、寝たりすることで体にかかる圧力を均等に分散することができるクッションです。特にお尻や腰にかかる圧力を軽減することで、褥瘡(床ずれ)の予防に非常に効果的です。素材としては、低反発フォームやエアー、ジェルが使われることが多く、それぞれが体のラインに合わせて変形するため、座っている時間が長くても快適に過ごせます。 - 姿勢サポートクッション
座っている姿勢を正しくサポートするために使用します。特に、背中や腰が痛い方におすすめです。車椅子や椅子に座る際、背もたれにクッションを追加することで、背骨や腰への圧力を軽減し、長時間座っても疲れにくくなります。また、クッションの形状によっては、姿勢を安定させる効果も期待できます。 - エアクッション
空気で調整できるタイプのクッションで、使用者の体型や体重に合わせて硬さを調整することができます。空気圧を調整することで、座り心地を最適化でき、体圧分散効果も抜群です。特に寝たきりの方や長時間座っている方にとって、エアクッションは快適で非常に有効なアイテムです。 - 膝用クッション
寝たきりの方に使われる膝用クッションは、膝と膝の間に挟むことで、圧力を減らし、寝ている姿勢を保つためのサポートをします。特に、長時間寝たきりでいると、膝がくっついて痛みが生じることがありますが、膝用クッションを使うことでその痛みを軽減できます。また、体のねじれを防ぎ、快適な寝姿勢を作りやすくなります。
■介護でのクッションの使い方
<1.車椅子や椅子での姿勢サポート>

長時間車椅子や椅子に座ると、腰や背中に負担がかかり、姿勢が崩れやすくなります。 姿勢サポートクッションを使うことで、背中や腰をサポートし、座っている姿勢を安定させることができます。特に腰痛のある方には、腰の下にクッションを入れることで、腰への負担を減らし、疲れにくくなります。また、座面に体圧分散クッションを使用することで、お尻や太ももへの圧力を軽減し、座っている時間をより快適に過ごすことができます。
<2.ベッドでの体圧分散>

長時間寝たきりの方には、体圧分散クッションが必須アイテムとなります。ベッドに横たわっていると、お尻や腰に圧力が集中しやすく、褥瘡(床ずれ)ができてしまうことがあります。体圧分散クッションを使用することで、体全体への圧力が均等に分散され、褥瘡のリスクを大幅に軽減できます。また、エアクッションやジェルクッションは、より柔軟に圧力を分散するため、寝たきりの方にも非常に有効です。
<3.移動時や立ち上がり時のサポート>

移動時や立ち上がりの際にクッションを使用することで、座っている状態から立ち上がる際の体への負担を減らせます。例えば、車椅子やベッドから立ち上がるときに、お尻の下にクッションを置くと、臀部にかかる圧力を分散できます。また、膝用クッションを使用して膝の間に挟むことで、立ち上がり時に無理な体勢にならず、スムーズな移動をサポートできます。
■クッション選びのポイント
- 体型や体重に合ったものを選ぶ
クッションは使用者の体型や体重に合ったものを選ぶことで、効果的なサポートが得られます。特に、体圧分散が重要な方は、自分の体に合ったクッションを選ぶことが大切です。 - 素材の選択
クッションの素材にもさまざまな種類があり、エアクッション、ジェル、ウレタンフォームなどがあります。 - 耐久性
介護用クッションは長期間使用することが多いため、耐久性にも注意が必要です。定期的にメンテナンスし、耐久性が高いクッションを選ぶことで、長期間快適に使用することができます。
■クッションのメンテナンス方法
- 洗浄
クッションには洗えるタイプと洗えないタイプがありますが、どちらも定期的に汚れを拭き取ることが大切です。特に、汗や皮脂がつくことで菌が繁殖しやすくなるため、清潔な状態を保つことが重要です。 - 空気圧の調整
エアクッションの場合、定期的に空気圧をチェックし、適切な圧力を保つようにしましょう。圧力が弱いと効果が薄れてしまいますので、使用者の体型や体重に合わせて調整することが大切です。 - 破損や摩耗のチェック
クッションに破損や摩耗がないかを定期的に確認し、必要に応じて交換することをお勧めします。
バイタリでの取り組み
当院では「高齢者の身体機能の維持・回復を目指す機能改善メソッド」を活用した施術を行い、少しでも介護の負担を軽減できるようサポートしています。
リハビリやトレーニングを組み合わせることで、ご自身で体勢を変えられるようになり、患者様がより快適に日常生活を送れるようお手伝いします。
クッションの使い方もアドバイスします。患者様の体の負担を減らし、ストレスがかからないように工夫していきましょう!

『脳梗塞』『脳出血の後遺症』『骨折後の後遺症』『パーキンソン病』『脊髄損傷』などで歩行困難・通院困難の方は是非一度「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」の施術をご体験ください!麻痺・神経痛・筋力低下・足のむくみ・認知症等で通院出来ずお困りの方もお気軽にご相談ください!