豆知識

冬に増えやすい褥瘡(床ずれ)を防ぐために

こんにちは!世田谷区成城周辺にてご自宅や施設に訪問して鍼灸・マッサージ・リハビリをやっています「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」です。
今回は「冬に増えやすい褥瘡(床ずれ)を防ぐために」についてのお話をさせていただきます!

褥瘡(床ずれ)は、長時間同じ姿勢で過ごすことによって皮膚や皮下組織が圧迫され、血流が滞ることで起こります。特に冬は、寒さによる血行不良や皮膚の乾燥、活動量の低下などが重なり、褥瘡のリスクが高まる季節です。
一度できてしまうと治癒までに時間がかかり、痛みや感染症の原因になることもあります。そのため、「できてから対応する」のではなく、「できる前に防ぐ」ことがとても重要です。
今回は、冬に褥瘡が起こりやすい理由と、日常でできる予防ケア、さらに訪問鍼灸マッサージによるサポートについてご紹介します。

■冬に褥瘡が増えやすい理由

冬場は、身体や生活環境の変化によって、褥瘡が起こりやすい条件がそろいやすくなります。

  • 寒さによって血管が収縮し、血流が低下する
  • 皮膚が乾燥し、バリア機能が弱くなる
  • 寒さで身体を動かす回数が減る
  • 布団や電気毛布による長時間の圧迫・ムレ
  • 衣類が厚くなり、体位変換がしづらくなる

血流が悪くなると、皮膚や筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなります。
その状態で圧迫が続くと、皮膚が赤くなったり、硬くなったりし、やがて褥瘡へと進行してしまいます。

【特に注意したい部位は以下のような場所です】

  • 仙骨部(おしりの中央)
  • かかと
  • 大転子部(太ももの付け根の外側)
  • 肩甲骨
  • 耳の後ろ

骨が出ていてクッションが少ない部分は、圧が集中しやすいため、冬場はより丁寧な観察が必要です。

■冬の褥瘡予防ケアの基本ポイント

<1. 定期的な体位変換を行う>

  • 目安は2時間に1回
  • 仰向け、右向き、左向きをバランスよく
  • クッションやバスタオルを使って圧を分散

冬は布団が重く、姿勢を変えるのが大変になりがちですが、少し角度を変えるだけでも圧迫の軽減につながります。「完全に横向きが難しい」という場合でも、背中やおしりの下にクッションを入れて体重のかかる位置をずらすことが大切です。

<2. 皮膚の観察と保湿ケア>

冬は空気が乾燥し、皮膚の水分量が低下しやすくなります。
乾燥した皮膚は、ちょっとした摩擦でも傷つきやすく、褥瘡の入り口になりやすい状態です。

  • 毎日、入浴や着替えの際に皮膚を確認
  • 赤み、硬さ、熱感がないかをチェック
  • 清潔を保ったあと、保湿剤でしっかり保湿

特に、かかとやおしり、背中などは乾燥しやすく、見落とされがちな部位です。
「赤いけど痛がっていないから大丈夫」と思わず、早めの対応を心がけましょう。

<3. 栄養と水分をしっかり補給する>

褥瘡予防には、皮膚を健康に保つための栄養が欠かせません。

  • タンパク質(筋肉・皮膚の材料)
  • ビタミン類(皮膚の修復を助ける)
  • ミネラル(血流や代謝を支える)

また、冬は喉の渇きを感じにくく、水分摂取量が減りがちです。水分不足は血液の流れを悪くし、褥瘡リスクを高めます。水やお茶だけでなく、味噌汁、スープ、温かい飲み物を活用する。「少量をこまめに」を意識することで、無理なく水分補給ができます。

<4. 身体を冷やさず、ムレを防ぐ>

寒さ対策は大切ですが、温めすぎによるムレにも注意が必要です。

  • 室温は20℃前後を目安に
  • 電気毛布や湯たんぽは長時間同じ部位に当てない
  • 汗をかいたら早めに着替える

冷えとムレ、どちらも褥瘡の原因になります。「温かいけれど蒸れない」環境づくりがポイントです。

■訪問鍼灸マッサージでできる冬の褥瘡予防サポート

訪問鍼灸マッサージでは、褥瘡の直接的な治療だけでなく、褥瘡ができにくい
身体環境を整えることを目的としたケアを行います。

  • 鍼灸施術による血流促進
  • マッサージで筋肉の緊張を緩和
  • 関節可動域訓練で体動をサポート
  • 寝返りや体位変換がしやすい身体づくり

血流が改善されることで、皮膚や筋肉に栄養が届きやすくなり、圧迫に対する抵抗力が高まります。また、身体が動かしやすくなることで、ご本人のわずかな動きや介助時の負担軽減にもつながります。寝たきりの方、麻痺や筋力低下がある方にも、状態に合わせた無理のない施術を行いますので、冬場のケアとしても安心です。

バイタリでの取り組み

当院では、「元気に100まで!寝たきりゼロを目指す機能改善メソッド」と「脳や神経の働きを整える頭皮鍼療法」を組み合わせ、褥瘡(床ずれ)ができにくい身体づくりを目的とした施術を行っています。
脳の血流や神経の伝達がスムーズになることで、全身の筋肉や関節が働きやすくなり、寝返りや体位変換、わずかな体の動きが行いやすくなることが期待できます。さらに、状態に合わせたリハビリや軽い運動を取り入れることで、血流や代謝が促され、皮膚や筋肉に必要な酸素や栄養が届きやすい状態を保ちます。
こうした刺激は、皮膚の抵抗力を高めるだけでなく、長時間の臥床による身体機能の低下を防ぐことにもつながります。その結果、褥瘡の予防はもちろん、体を動かしやすい状態を維持しながら、寝たきりの進行を防ぎ、自分らしい生活を続けるための大切な支えとなります。

血流を促し、体を動かしやすくすることで、褥瘡(床ずれ)を防ぐ良い循環をつくり、毎日の暮らしを支えています!

『脳梗塞』『脳出血の後遺症』『骨折後の後遺症』『パーキンソン病』『脊髄損傷』などで歩行困難・通院困難の方は是非一度「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」の施術をご体験ください!麻痺・神経痛・筋力低下・足のむくみ・認知症等で通院出来ずお困りの方もお気軽にご相談ください!

関連記事