豆知識

脊髄小脳変性症

こんにちは!世田谷区成城周辺にてご自宅や施設に訪問して鍼灸・マッサージ・リハビリをやっています「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」です。
今回は「脊髄小脳変性症」についてのお話をさせていただきます!

■脊髄小脳変性症(SCD)とは

小脳・脊髄・脳幹など、運動の調整に関わる神経が徐々に障害されていく進行性の神経疾患です。
筋力そのものが急激に落ちるというよりも、「体を動かそうとしても、思った通りに動かせない」「動きが不安定になる」といった協調運動障害が中心となります。日本では指定難病に分類されており、患者数は決して少なくありません。高齢になってから発症するケースも多く、「年齢のせい」「筋力低下」と誤解され、診断まで時間がかかることもあります。
原因は大きく分けて、

  • 遺伝によるもの(遺伝性脊髄小脳変性症)
  • 原因がはっきりしないもの

    があり、さらに細かく多くのタイプに分類されます。
    タイプによって、症状の出方・進行速度・併発症状にも違いがあります。

■脊髄小脳変性症で起こりやすい症状

初期は本人も気づきにくく、周囲からも「歩き方が少し変」「最近ふらつく?」といった程度から始まることが多いです。
代表的な症状としては、

  • 歩行時にふらつく、左右に揺れる
  • 方向転換や段差でつまずきやすい
  • 手先が不器用になり、箸やボタンが使いづらい
  • 字が書きにくくなる
  • ろれつが回らず、話すのに時間がかかる
  • 飲み込みにくく、むせやすい
  • 筋肉のこわばり、突っ張り感
  • 全身が疲れやすく、回復に時間がかかる

進行に伴い、立ち上がり・歩行・食事・入浴・着替えなど、生活のあらゆる場面でサポートが必要になっていくことも少なくありません。

■日常生活で起こりやすい困りごと

脊髄小脳変性症の大きな特徴は、「転倒リスクの高さ」と「活動量の低下」です。

  • 転倒が怖くて外出しなくなる
  • 動作に時間がかかり、疲れて何もしなくなる
  • 食事が不安で、食べる量が減る
  • 姿勢が崩れ、腰痛や首・肩の痛みが慢性化する
  • 動かないことで筋力と柔軟性がさらに低下する

「動きにくい → 動かない → さらに動きにくい」
という負の連鎖に入りやすいのが、脊髄小脳変性症の難しい点です。

■パーキンソン病との違い

脊髄小脳変性症とパーキンソン病は、どちらも「動きにくさ」「歩行障害」が目立つため、初期には非常に似て見えることがあります。しかし、実際には障害されている脳の部位も、症状の質もまったく異なる病気です。

脊髄小脳変性症パーキンソン病
障害される場所小脳・脊髄・脳幹など、運動の「調整役」が障害される大脳基底核(ドパミン神経系)が主に障害される
動き方の違い・動き始めは普通だが、途中でふらつく
・狙った場所に手足が行かない
・動作が大きくブレる
・左右差が少なく、全体が不安定
・動作の「ズレ」「誤差」が目立つ
・動き始めが極端に遅い(すくみ足)
・動作が小さく、全体的に固い
・動いているうちにリズムが崩れる
・表情が乏しくなる
・声が小さくなる

脊髄小脳変性症は「動きの精度を整える機能」が壊れていく病気、パーキンソン病は「動き出すためのスイッチ」が入りにくい病気、とイメージするとわかりやすいです。

■訪問鍼灸マッサージでできるサポート

訪問鍼灸マッサージは、通院が難しくなってきた方でも、自宅で安全に身体ケアを継続できる手段です。
脊髄小脳変性症の方に対しては、

  • 動き始めが極端に遅い(すくみ足)
  • 動作が小さく、全体的に固い
  • 動いているうちにリズムが崩れる
  • 表情が乏しくなる
  • 声が小さくなる

など、症状そのものだけでなく、生活全体の質を下支えする役割があります。

バイタリでの取り組み

当院では、「元気に100まで!寝たきりゼロを目指す機能改善メソッド」と「脳や神経の働きを整える頭皮鍼療法」を組み合わせ、動きにくさやバランス低下に対して、できるだけ長く“動ける身体”を維持することを目的とした施術を行っています。
脳の血流や神経の伝達がスムーズになることで、全身の筋肉や関節が働きやすくなり、立ち上がりや歩行、姿勢保持、方向転換などの日常動作が行いやすくなることが期待できます。
さらに、状態に合わせた無理のない軽い運動を取り入れることで、血流や代謝が促され、体幹や下肢の筋肉が使いやすい状態を保ちます。これにより、ふらつきや転倒のリスクを抑えながら、活動量の低下を防ぐことにつながります。
こうした継続的な刺激は、身体のこわばりや疲労を軽減するだけでなく、長時間同じ姿勢で過ごすことによる機能低下を防ぎ、「動かなくなることで症状が進む」という悪循環を防ぐ効果も期待できます。その結果、脊髄小脳変性症と向き合いながらも、できる動作を一つでも多く維持し、自分らしい生活を続けるための大切な支えとなります。

脳と神経の流れを整え、体を動かしやすくすることで、ふらつきや機能低下を防ぎ、毎日の生活を支えています!

『脳梗塞』『脳出血の後遺症』『骨折後の後遺症』『パーキンソン病』『脊髄損傷』などで歩行困難・通院困難の方は是非一度「バイタリ訪問鍼灸マッサージ院」の施術をご体験ください!麻痺・神経痛・筋力低下・足のむくみ・認知症等で通院出来ずお困りの方もお気軽にご相談ください!

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